こんにちは、鍼灸師ヨガインストラクターの犬塚志保です。
今回のつぼは、妊活・不妊症でお悩みのかたにぜひお読みいただきたいです。
鍼灸が妊活には効果的らしい、ということは周知されてきていると感じています。
しかし、鍼灸院に行くのはハードルが高すぎるというかたにもまだまだいらっしゃいます。
実際の鍼灸治療では、問診を行ったうえで体質に合ったつぼを用いることが大前提ですが、この「孕みの灸」に関しては体質に関わらずお灸をしていただけるつぼとしてご紹介します。
【はじめに】
さてさて、世継ぎ問題はいつの時代もつきもので、
子が出来ぬ悩みは今も昔も変わらない、そんなことを感じるつぼです。
定説のつぼとは別に家伝法として受け継がれていた方法が、
今回ご紹介する「中条流孕みの灸」です。
へその下、下腹部にお灸をするこの方法は、
卵巣子宮への血管分岐ポイントにも重なっており、
解剖学的にも理にかなっている方法だと(勝手に)思っています。
【つぼの位置】
まずはじめに、ご自分の口の幅を測ります。
口幅を一辺とした正三角形を作りましょう。イメージで大丈夫です。
正三角形は3つの角がありますね。
そのうちのひとつをおへそに当てて、残りふたつの角の辺りが「孕みの灸」のつぼの位置です。
【つぼの裏話】
中条流について調べていたら、
TBS「仁」で中谷美紀さんが演じていた
花魁野風のセリフ「子を流す医者でありんす」を発見しました!!!
天下安泰し、庶民の生活に余裕がでてきた江戸時代。
吉原の花魁はもちろん、
シタ妻、シタ夫
庶民からお武家様まで・・
避妊具もアフターピルもなく、
頼れるのは祈祷師や堕胎専門の医者のみ。
幕府による規制が入ってもなお中条流は繁盛したそうです。
堕胎専門と孕みの灸が、なぜ同じ流派なのか疑問ですね。
婦人科を専門とする「女医者」のことをそう呼んだ、とか
外科の中条流が使用していた水銀丸薬を応用したから、とか
はっきりとした理由はつかめませんでした・・・(無念!)
【つぼ解説】
台座タイプのお灸で、2個までがおススメです。
火を使わないタイプのお灸もありますが、粘着シールによる肌荒れに気を付けてください。
生理中、排卵後などいつでもお灸ができるツボなので、できるだけお灸を続けてほしいです。
【さいごに】
あなたが
ツボの位置で
もう迷うことがありませんように☆
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
よい一日、よい明日をお過ごしください(^▽^)/
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