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【太谿】冷えによる腰痛・難聴・頻尿には足首にあるツボがおススメ

更新日:6 日前

こんにちは、はり灸sueru&YOGAです。

 

月刊つぼこの部屋では、毎月ひとつのツボを深く掘り下げてご紹介しております。

 

今月は【太谿】冷えによる腰痛・難聴・頻尿には足首にあるツボがおススメです。



総武線市川 京成線市川真間 鍼灸 不妊鍼灸 ツボ 
【太谿】足首にあるツボを押して痛いとき

目次





【太谿】ツボの位置

 

ツボ:太谿  

読み:たいけい 

 

経絡:足の少陰腎経   

要穴:少陰腎経の兪土穴・原穴   

場所:内くるぶしの最も尖ったところの高さで、内くるぶしとアキレス腱の間の陥凹部

 

筋肉:アキレス腱・後脛骨筋腱・長趾屈筋腱  

運動神経:脛骨神経

知覚神経:伏在神経

血管:後脛骨動脈   





【太谿】ツボの押し方

 

太谿が所属する腎経は、生理的は働きにおいて現代の腎臓と重なる要素があります。

 

腎の機能が低下することにより太谿やその前後の経穴のエリアである足首回りにむくみとなって出現することがあります。

 

むくみが見られる場合には、親指をあてがいやさしく押す方法がおすすめです。

 

辛いと感じてから行うよりも、指が入りにくいほどむくみがひどくなる前に、予防的に行うことが大切です。





【太谿】お灸のやり方

 

ほどよい暖かさのお灸がおすすめです。

 

腎気を補うことが目的なので、日々の消耗を上回るほどに補うには継続することが大前提です。

 

本気で症状の改善を期待するのであれば、週に3日以上を目標に、まずは1か月続けてみましょう。

 

お灸を継続することが難しい場合には、太谿に冷気をあてないように気を付けるだけでも冷えに対する意識は高まると思います。


初めてお灸を行う際は、鍼灸師に火傷のリスクや点火の方法について指導を受けてから行いましょう。





動画でチェック!YouTube「つぼこの部屋」

 





【太谿】ツボの効果

 

太谿のツボは加齢や冷えが原因で出現する各種症状に対する鍼灸治療に用いられます。

 

・加齢による腰痛・膝関節痛・頚椎症など骨や関節の症状

・加齢による難聴・歯痛・頻尿など全身の症状

 

・精不足による不妊症・精液希薄による男性不妊など生殖能力低下の症状

・過労が続いたことによる不定愁訴

 

・冷えによる頻尿・排尿困難・下痢軟便・むくみ

・冷えてむくんだことによる頭痛・めまい・吐き気





【太谿】押して痛い時に考えられる症状

 

足首にある太谿のツボを押して痛いときには、全身的な体調不良、腰痛や難聴、冷えによる頻尿・むくみ・頭痛などが出現しやすい身体の状態であるということが予測されます。

 


◆整形外科系症状

#腰痛

#膝関節痛

#頚椎症

 

◆泌尿器系症状

#頻尿

#排尿困難

#むくみ

 

◆消化器系症状

#下痢   

#軟便 

#便秘

 

◆生殖器系症状

#不妊症

#男性不妊

#生殖能力低下の症状

 

◆そのほか

#難聴

#歯痛

#頭痛

#めまい

#吐き気

#自律神経症状





【太谿】臨床の現場から

 

太谿の「谿」は、谷、谷間の意味で、太谿のツボは内くるぶしとアキレス腱の間にある大きな凹みに位置しています。

 

太谿が所属する腎は、骨を主り、精を蔵し、髄を生じるとされています。

 

骨の発育、密度などはまさに若さの象徴であり、加齢によって骨折や骨粗鬆症のリスクは高まります。膝や腰の不調やだるさなどを幅広く腰膝酸軟(ようしつさんなん)と呼び、腎の気が虚している腎気虚・腎陽虚と判断する場合に大いに影響します。

 

先天的に生まれ持った精を大事に使いながら、消耗した分を補う後天的に培ってきた精による生命活動を続け、精が尽きるのを少しでの先延ばしにすること、それがアンチエイジングです。

 

女性は7の、男性は8の倍数で加齢が進むと考えられてますが、特に流産率が高くなり高齢出産となる35歳を境に年々疲れが抜けにくくなると言われます。また、抜け毛や増え、頭髪がさみしくなる40歳を境に免疫力の低下を実感しやすくなります。

 

身体的な若さ、精神的な若さ、年相応でいることの難しさなど加齢に対する悩みはいつの時代も同じですね。






まとめ【太谿】冷えによる腰痛・難聴・頻尿には足首にあるツボがおススメ

 

①太谿のツボは加齢や冷えが原因で出現する各種症状に対する鍼灸治療に用いられます。特に、腰や膝の不調、頻尿、不妊、難聴などが冷えて悪化する場合には太谿が適しています。


②セルフケアではツボ押しよりもお灸がおすすめです。腎気を補うことが目的ですので、本気で症状の改善を期待するのであれば、週に3日以上を目標に、まずは1か月続けてみましょう。


③先天的に生まれ持った精を大事に使いながら、後天的に培ってきた精による生命活動を続け、精が尽きるのを少しでの先延ばしにすること、それがアンチエイジングです。

 

 

 


ふくらはぎは脚力が表れる部位のひとつですが、キュッと引き締まった足首は憧れますね。

 

お灸をすることはもちろん、足首を冷えないようにすること、1日1回は足首を回すことなど、日々の小さな習慣が7年後、8年後の体力、気力につながります。

 

ぜひ、今日からはじめてみてください。


 

 

参考資料)

教科書執筆小委員会:経絡経穴概論、医道の日本

劉公望・兵頭明監修:針灸学[経穴篇]、東洋学術出版

兵頭明監修:ビジュアル版東洋医学経絡・ツボの教科書



 

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 はり灸sueru&YOGA 犬塚志保

 

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