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【陰陵泉】あらゆる湿気対策に

更新日:6月6日

こんにちは、はり灸sueru&YOGAの犬塚志保です。


月刊つぼこの部屋ということで、毎月ひとつのツボを深く掘り下げてご紹介しております。


今月は「陰陵泉」です。


「陰陵泉」を探すコツ、おススメの症状など、梅雨や台風シーズンには当てはまる方も多いと思いますのでぜひ参考になさってください。


前号の「三陰交」とおなじ経絡にありますので、まだの方はぜひそちらも参考にしてみてくださいね。



 


つぼの名前

つぼ「陰陵泉」

読み「いんりょうせん」


所属:足の太陰脾経

位置:膝下のうち側、骨に沿ったくぼみ。足三里の高さを目安にしても◎



つぼを取るコツ

・足首から膝に向かって脛骨沿いをなぞるように上がり、骨のカーブで行き止まるところ

・消化器系が弱めな方は、そこだけ異様に柔らかく、押すとどこまでも指がはいります

・骨に向かって押すとイタ気持ちいいが味わえますが、各自加減してください。




youtube「つぼこの部屋」

つぼの位置について動画を使ってご紹介しております!




 

おススメの症状

・浮腫み

・全身の倦怠感


・重くだるさを伴う肩こり

・動かしての痛みではない腰痛


・ジュクジュクした湿疹

・痰が絡む咳

・頭重感、頭痛、めまい



お灸

・程よい熱さのお灸

・1~3日に1度の間隔

・天候が崩れそうな前の日



指圧

・イタ気持ちいいくらいの圧

・1~3日に1度の間隔

・天候が崩れそうな前の日



 

手足の内側は陰経が通るところ=陰

骨の関節、骨の膨隆によってできる窪み=陵

関節は水が合するところ=泉


漢字のイメージがそのままツボの名前に表現されていることは多く、これらを組み合わせて「陰陵泉」と命名されているという説もあります。


脾経は消化器系の働きを担っていますが、過剰な湿気を嫌う臓腑でもあります。


季節的な湿度の高さ、水分の過剰摂取、適量を越えた間食、甘味・塩味など味の濃い食事を常食しているなど、過剰な湿気によるお悩みは生活環境によるものが影響していることがほとんどです。


過剰な湿気が体内に貯留すると、湿・痰・飲・水など部位によって名前は異なりますが、すべて病理産物、いらないのに出ていかない水として悪さをし始めます。


そこで、「陰陵泉」の出番です!


悪さをし始める前に排出させるひとつの手段として「陰陵泉」にお灸をしたり、「三陰交~陰陵泉」の経絡を意識したマッサージなどがおススメです☆


ぜひ梅雨入り前のこの時期からセルフケアを続けて、すぐそこで待機してそうなジメジメした毎日を少しでも快適にお過ごしいただければと思います!


 

「陰陵泉」を探すコツ、おススメの症状などいかがでしたでしょうか。


7月つぼこの部屋では「足三里」をご紹介する予定です。

暑さや湿気で食欲が落ちやすい夏に、とってもおススメなつぼです。


どうぞ合わせてご覧ください☆

 

月刊つぼこの部屋は、ネット版のほかにアナログ版もございます。


アナログ版は、店頭にあるチラシボックスにて配布しております。


ポストカードサイズになっておりますので、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。





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