こんにちは、鍼灸師ヨガインストラクターの犬塚志保です。
第4週はリラックスヨガの週ですが、今週のサブテーマは「むくみ対策」ということでとくに脚のむくみ対策に注目してお送りしました。
大雨・強風・雷・波浪注意報が発表されている中のオンラインレッスンでしたが、気圧の乱高下と例年に比べて高湿度の気候多いこともあり、梅雨入り前にしてすでにむくみ対策にお悩みの方もいらっしゃると予測しております。
東洋医学における4大生理物質は気・血・津液・精ですが、むくみに関連するものは主に津液です。
飲食物を摂取し体内に入った津液は、胃・小腸大腸などの消化器系通過し便となって排泄されます。
途中、現代の膵臓にあたる脾から肺に巡り、汗や呼気として排泄されます。
肺から腎・膀胱へと巡り、尿として排泄されるものもあります。
このように、津液は便、汗・呼気、尿の津液排泄3大のどこかに支障をきたすとむくみにつながってくるのですね。
ヨガによるむくみ対策として有効なことは、体を動かすことにより汗かけること、呼吸を意識することにより呼気を活発に行えることでしょうか。
レッスン後や鍼灸治療の施術後にお手洗いに行きたくなった経験、一度はおありだと思います。
アーサナの種類にもよりますが、腎の蔵にあたる腰部や膀胱経の経絡を疏通させることにより腎・膀胱の気の巡りを助けていると考えられます。
基本的ですが、食べ過ぎれば浮腫みますし過剰な水分摂取も浮腫みます。
消化器系の負担をかけている自覚が少ない場合や、食べることで何かを発散しているタイプ、幸福感を得ているタイプの皆様には耳が痛い話かもしれませんね。
ヨガのあとは脳が正常になるのかデザートを欲しないとは、生徒さんの名言ですが、きっと満たされている自分に気が付かれたのでしょう。
ついつい食べちゃう系の皆さま、ぜひお待ちしております。
来週は6月に入ります。第1週目は顔から首周りをまとめておさらいします!
本格的な梅雨、夏を迎えるこの時期に、水分補給をした分だけ便・汗・呼吸・尿で排出できる身体を作っておくことは夏の養生にもつながります。
いまのうちから、少しずつ身体を動かす習慣を作っておきましょう。
ではでは、よい週末をお過ごしください。
Shiho
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