こんにちは、はり灸sueru&YOGAの鍼灸師犬塚志保です。
屋号にもあるsueru=すえる=据えるとはお灸をすることを指す動詞ですが、お灸を据えるときには常にやけどが隣り合わせです。
お灸のやけどにより痕が残ったものを灸痕(きゅうこん)と呼びますが、この灸痕がどのようにお灸を据えるとできるのか、またどの程度の灸痕が残るのか、実際にお灸をしてやけどからの過程を記録してみました。
お灸の種類や大きさにもよりますが「熱さを我慢するとこうなる」「灸痕が残るとしてもこれくらい」ということをお分かりいただけたらなと思います。
【必読】
わたくし自身がお灸の熱さに慣れていること、灸痕があっても気にしない、目立たない浅黒肌質という特徴があります。一般のかたは真似をしないでください。
通常の鍼灸施術ではこのような灸痕を残すようなことはしておりません。
体調や気温などにより、熱く感じていなくてもやけどや水泡になることはあります。
動画で見たい方はこちらをどうぞ
【お灸でやけどをつくる方法】
①知熱灸を連続3壮、据える
場所は、全部で4点
上3点は灸熱緩和を行う
下1点は灸熱緩和を行わず透熱させる=透熱灸
②透熱灸による水泡形成を行う
できた水泡は潰さない
絆創膏などで保護はしない
馬油を用いて保湿する
③痂皮形成から灸痕までの経過を記録する
【お灸でやけどをつくる経過】
0日目 知熱灸 上3点灸熱緩和あり 下1点灸熱緩和なし
1日目 灸熱緩和なしの1点に水泡あり
8日目 水泡つぶれ、かさぶた形成あり
14日目 かさぶた、縮小
29日目 かさぶた、さらに縮小
43日目 かさぶた、ほぼ消失
55日目 かさぶた、ほぼ消失
【お灸でやけどをつくる経過 まとめ】
①1日目:水泡ができる
灸熱緩和を行った3点は水泡にはならなかった
②8日目:かさぶたができる
かさぶたの周りが赤く、強いかゆみがある
③14日目:かさぶたが小さくなる
周りから新しい皮膚ができている
かゆみはまだある
④55日目:かさぶたはほぼない
触った感じは通常の皮膚と同じ
いわゆる灸痕として完成
【まとめ】
①灸熱緩和の効果
熱の緩和と皮膚の保護
②かさぶたができるまで約1週間
③かさぶたがなくなるまで約1か月
④1か月以降、灸痕は徐々に薄くなる
注)やけどの状態や水泡の大きさによります
【お灸でやけどするということ まとめ】
当院では筒灸や棒灸、知熱灸で施術しています
熱さを我慢させるようなお灸はいたしません
糖尿病や神経症状により感覚が鈍くなっている方にはお灸を行わない場合があります
当院の施術によりやけど・水泡になったと思われる場合には、まずはご連絡いただくようお伝えしています
以上、お灸でやけどするということ~全55日間の記録~でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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