こんにちは、鍼灸師ヨガインストラクターの犬塚志保です。
7月1週目のレッスンは「巻き肩解消!」をテーマにレッスンをお送りしました。
PCワークやスマホ操作で、体幹の前傾、頚椎カーブ減、胸椎カーブ増、肩甲骨間過大などが常態化している場合、首肩こりはもちろん、鎖骨は埋まり、肩関節の可動域も制限されるなどの影響が考えられます。
まず、床と垂直に座れているかどうかを確認してみました。
今回のテーマは「巻き肩」なので、耳の下に肩があるかどうかに注目してみましょう。
おしり
→大転子(太もも外側のでっぱり)
→腸骨稜(通称コツバン)
→肩
→耳
→百会(頭のてっぺん)
耳の下に肩がくるように意識できただけでも、巻き肩解消に一歩前進していますね!!!
肩が内側に巻き込まれていると同時に、背中側では肩甲骨同士が離れやすく、背骨を中心とした左右の肩甲骨の内側に付着する筋肉群は常に緊張している状態です。
まずは肩甲骨を動かし、自分では見えない背中からアプローチしていきました。
両手で反対側の肩をしっかりとつかんでから、なるべく肘の位置を保ったままで手のひらを合わせる方向に腕を絡めていきます。
仰向けでは、通称魚のポーズを練習しました。
胸の位置をなるべく高く引き上げ、背中を反らせる方向に伸ばすことで胸が開きやすくなり、肩の位置が本来の位置に戻りやすく巻き肩解消につながります。
胸の位置を高めるコツは、背中の下で両手、両腕、両肩甲骨をギリギリまで近づけることです。
肘から肩までにある上腕骨の長さが生かされるポーズなので、リーチが狭い人種としては肩甲骨のあいだ、両肘のあいだをいかに狭くできるかがポーズの充実度に直結します。
ポーズに入るタイミングにコツがいりますが、より深くポーズに入れるようになってくると胸の位置が上がり鎖骨がスッと目立ちますので、姿勢が良くなり首が長く顎もスッキリすることまちがいなしです♪
手前みそになりますが、レッスン後は肩の力がほどよく抜けて、呼吸がしやすい印象がありました。
巻き肩で縮こまりやすい鎖骨の下には、肺の蔵があり、呼吸器の不調がみられる場合に使われるツボも存在します。
巻き肩による影響は肩こりなどの筋肉疲労だけでなく、呼吸の浅さにも表れてきます。
息が吸いにくい、深呼吸がしにくい場合にも巻き肩解消プログラムはおススメですよ☆
連日の暑さと台風4号の影響で、今週はさらにお疲れの方が増えそうですね・・・
お疲れの時に過度なヨガは禁物です。
ヨガが終わった後に多少のスッキリ感があれば十分だと思いますが、睡眠が充足していないときや、日中や食後に眠気があるときにはどうか無理をなさらずに行ってください。
Shiho
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