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【更年期の眠気】寝ても寝ても眠い・疲れやすい症状に鍼灸治療がもたらす効果と養生法

  • 16 時間前
  • 読了時間: 7分

こんにちは、市川のはり灸sueru&YOGAです。


更年期特有の「寝ても寝ても眠い」「常に疲れやすい」といったお悩みに、鍼灸治療がもたらす効果を専門家が解説。


原因となる背景疾患や東洋医学的なツボ、体力UPを目指す養生法までご紹介します。つらい症状に悩む50歳代前後の方は、一人で抱え込まずにまずは鍼灸院へお気軽にご相談ください。


【更年期の眠気】寝ても寝ても眠い・疲れやすい症状に鍼灸治療がもたらす効果と養生法、市川のはり灸sueru&YOGA
原因となる背景疾患や東洋医学的なツボについて専門家が解説

はじめに:50歳代前後を悩ませる「更年期の眠気」とは

50歳代前後を迎えると、体にさまざまな変化が現れ始めます。


なかでも多くの方が直面するのが、「夜はしっかり寝ているはずなのに、日中も寝ても寝ても眠い」「いくら休んでも疲れやすい」という深刻な眠気や倦怠感です。


この時期の眠気は、単なる寝不足や怠けではなく、閉経前後に起こるホルモンバランスの急激な変化に体がついていけないために起こる、立派な更年期症状の一つです。日常生活や仕事に支障をきたすことも少なくありません。



更年期に眠気や疲れやすさが起こる原因と背景疾患

更年期の強い眠気には、主に自律神経の乱れや睡眠の質の低下が関係していますが、その背景にはさまざまな診療科の領域にまたがる要因が潜んでいます。


◆婦人科領域の要因

卵巣機能の低下に伴い、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少します。

これにより、体温調節や睡眠をコントロールする脳の視床下部がパニックを起こし、自律神経が大きく乱れます。

その結果、ほてりや発汗(ホットフラッシュ)で夜中に目が覚めるなど、睡眠の質が著しく低下します。


◆心療内科領域の要因

ホルモンバランスの乱れは、感情をコントロールする脳内物質にも影響を与えます。50歳代前後は環境の変化(子供の独立、親の介護、仕事の責任など)も重なりやすく、ストレスや不安、気分の落ち込みから不眠や過度の眠気を引き起こすことがあります。


◆神経内科領域の要因

睡眠のメカニズムそのものに関わる問題や、睡眠中に呼吸が止まることで脳が休まらない状態など、脳や神経の働きに関連した睡眠障害が眠気の背景にある場合もあります。



更年期と間違えやすい鑑別疾患と注意点

「更年期のせいだから仕方がない」と思い込んでいると、別の病気を見落としてしまう危険性があります。


特に強い眠気や疲労感が続く場合、以下の疾患の可能性を考慮する必要があります。



◆間違えやすい主な疾患

・甲状腺機能低下症:代謝が低下し、強い眠気や疲労感、寒気などが生じる

・睡眠時無呼吸症候群(SAS):睡眠中に呼吸が止まり、日中に激しい眠気に襲われる

・鉄欠乏性貧血:酸素が全身に行き渡らず、強い倦怠感や眠気が続く

・うつ病などの精神疾患:意欲の低下とともに、過眠や不眠が現れる



◆鑑別に用いられる検査の例

・血液検査(甲状腺ホルモン値、ホルモンバランス、貧血の有無の確認)

・終夜睡眠ポリグラフ検査(睡眠時の呼吸状態や脳波の測定)


※注意:上記のような疾患が隠れている可能性があるため、症状が急激に悪化した場合や、日常生活に深刻な支障が出ている場合は、まずは専門医(婦人科、内科、睡眠外来など)を受診し、適切な検査を受けることを強くお勧めします。



眠気に対する鍼灸の適応・非適応

鍼灸治療は、心身のバランスを整えて体力を底上げする「養生」として非常に優れたアプローチですが、すべての症状に即座に対応できるわけではありません。


安全な治療のために、適応と非適応を正しく理解することが大切です。


◆鍼灸の適応(効果が期待できる状態)

・病院の検査で特に大きな異常が見つからなかった眠気や倦怠感

・自律神経の乱れに伴う寝つきの悪さ、途中で目が覚める症状

・冷えやほてり(ホットフラッシュ)が原因で睡眠が浅くなっている状態

・ストレスや疲労の蓄積による一時的な睡眠の質の低下

・更年期を元気に乗り切るための「体力UP」や「心身の養生」目的


【更年期の眠気】寝ても寝ても眠い・疲れやすい症状に鍼灸治療がもたらす効果と養生法、市川のはり灸sueru&YOGA
睡眠の質を通して、自分のからだを見直そう

◆鍼灸の非適応(まずは医療機関の受診が必要な状態)

・意識が遠のくような激しい眠気や失神を伴う場合

・睡眠中に激しいいびきや呼吸停止を指摘されている場合

・器質的な脳疾患や重度の精神疾患が原因である場合

・高熱や激しい腹痛など、急性で明らかな身体の炎症がある場合

※緊急サインの注意書き:急に激しい頭痛を伴う眠気に襲われたり、手足のしびれ・呂律が回らないなどの症状が見られたりする場合は、脳血管障害などの緊急事態の可能性があります。鍼灸院ではなく、ただちに救急医療機関を受診してください。


【更年期の眠気】寝ても寝ても眠い・疲れやすい症状に鍼灸治療がもたらす効果と養生法、市川のはり灸sueru&YOGA
体調の変化は、更年期のせいだけじゃない


治療期間と通院頻度の目安

更年期の眠気や疲れやすさは、長年をかけて変化してきたホルモンバランスや体質が関係しているため、変化を実感するまでには一定の期間が必要です。


◆初期段階(治療開始〜1ヶ月目)

・頻度:週に1〜2回

・目的:乱れた自律神経を落ち着かせ、まずは「夜ぐっすり眠れる感覚」を取り戻します。


◆安定期(2ヶ月〜3ヶ月目)

・頻度:1〜2週間に1回

・目的:睡眠の質が安定し、日中の眠気や疲れやすさが徐々に軽減してきます。体力を底上げするためのベースを作ります。


◆メンテナンス期(4ヶ月目以降)

・頻度:月に1〜2回

・目的:更年期の期間を快適に過ごすための「養生」として、体調を維持し、元気に動ける体力をキープします。


※お身体の状態や日常生活のストレス度合いによって個人差がありますので、一人ひとりに合わせた最適なプランをご提案いたします。



更年期における東洋医学的な見解

東洋医学では、更年期の一連の不調を「腎(じん)」の蓄えが減少していくプロセスとして捉えます。「腎」とは、成長や発育、生殖、そして生命力のエネルギーそのものを司る臓器のような概念です。


50歳代前後になると、この「腎」のエネルギー(腎気)が自然と衰え始めます。


腎が弱まると、体を温める力と冷やす力のバランスが崩れ、体内で余分な熱が上気にのぼって頭をのぼせさせ(ホットフラッシュ)、逆に下半身は冷えるという状態(上熱下寒)が生まれます。


この熱が夜間に脳を刺激して興奮させるため、熟睡できずに睡眠の質が低下し、結果として日中の「寝ても寝ても眠い」「疲れやすい」という状態を引き起こすと考えられています。


鍼灸治療では、この減少しつつあるエネルギーを補い、巡りを良くすることで、体力をUPさせながら更年期のゆらぎを穏やかにしていきます。


【更年期の眠気】寝ても寝ても眠い・疲れやすい症状に鍼灸治療がもたらす効果と養生法、市川のはり灸sueru&YOGA
上=頭が熱いと眠りが浅くなりやすい


更年期の眠気・体力UPに効果的なツボ

日々の養生や鍼灸治療において、更年期の眠気や疲労感にアプローチする代表的なツボをご紹介します。


◆太谿(たいけい)

・位置:足の内くるぶしの中心と、アキレス腱の間のくぼんだ部分にあります。 ・作用:東洋医学でいう「腎」のエネルギーを直接補い、体を潤して余分な熱を下げる作用があります。

・更年期との関連:更年期症状の根本原因である「腎の衰え」に対して非常に効果的です。ホットフラッシュによる中途覚醒を防ぎ、深い眠りへと導くベースを作ります。


【更年期の眠気】寝ても寝ても眠い・疲れやすい症状に鍼灸治療がもたらす効果と養生法、市川のはり灸sueru&YOGA
腎の要穴、太谿で英気を養う


まとめ:つらい更年期の眠気は、当院の鍼灸治療にご相談ください

50歳代前後に訪れる「寝ても寝ても眠い」「疲れやすくて何も手につかない」というお悩みは、決してあなたの気持ちが弱いからではありません。


ホルモンバランスの大きな節目において、体が発している「少し休んで、ケアをしてほしい」という大切なサインです。


当院の鍼灸治療では、一時的な症状の緩和だけでなく、東洋医学の見地からお一人おひとりの体質を見極め、根本にある自律神経の乱れや「腎」の衰えにアプローチします。


体力を底上げする養生としての鍼灸を取り入れることで、更年期のゆらぎを優しく乗り越えるお手伝いをいたします。


「最近、なんだかずっと体が重いな」「スッキリ動ける毎日を取り戻したい」と感じている方は、どうぞ一人で我慢なさらずに、まずはお気軽にご相談ください。


あなたの毎日に心地よい眠りと元気をお届けできるよう、心を込めてサポートいたします。



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