更年期の不調(のぼせ・肩こり・イライラ)に鍼灸が効果的な理由|市川市の鍼灸院が解説
- 17 時間前
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こんにちは、市川のはり灸sueru&YOGAです。
「最近、急に顔がカーッと熱くなる」
「肩や首のこりが以前よりひどい」
「理由もなくイライラしたり、気分が落ち込んだりする」
——こうした変化を感じて、更年期かもしれないと不安に思っている方は少なくありません。
更年期は誰にでも訪れる自然な体の変化の時期ですが、症状の出方や重さには大きな個人差があります。
今回は、更年期障害・更年期症状の基礎知識と、鍼灸によるケアがどのように役立つのかについて、特に多くの方がつらいと感じる「のぼせ」と「肩こり」を中心にお伝えします。
更年期障害・更年期症状とは
更年期とは、閉経の前後約10年間(一般的に45歳〜55歳頃)を指し、この時期に卵巣機能が低下することでホルモンバランスが大きく変化します。
この変化に体や心がうまく適応できないときに現れるさまざまな不調を、更年期症状(日常生活に支障をきたすほど重い場合は更年期障害)と呼び、代表的な症状は多岐にわたります。
・のぼせ、ほてり、発汗(ホットフラッシュ)
・肩こり、首こり、頭痛
・めまい、動悸、息切れ
・冷え(のぼせと冷えが同時に起こることも)
・イライラ、不安感、気分の落ち込み
・不眠、疲労感、倦怠感
・関節痛、手のこわばり
・肌の乾燥、かゆみ
中でも「のぼせ」は、自律神経の乱れによって血管の収縮・拡張がうまくコントロールできなくなることで起こり、突然顔や上半身が熱くなる、汗が噴き出すといった症状が特徴です。
人前で急に汗をかいてしまうことへの精神的なストレスを感じる方も多くいらっしゃいます。
また「肩こり」は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少により血流が悪くなりやすいこと、自律神経の乱れで筋肉の緊張が続きやすいことなどが重なり、更年期に入ってから急に悪化したと感じる方が非常に多い症状です。
慢性的な肩こりが、頭痛やめまい、睡眠の質の低下につながっているケースもよく見られます。
原因と背景疾患
更年期症状の主な原因は卵巣機能の低下に伴うエストロゲンの減少ですが、症状の背景には以下のような複数の領域が関わっていることがあります。
婦人科領域
卵巣機能低下、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患との症状の重なり
整形外科領域
肩こり、頚椎症、関節痛、骨粗鬆症の初期症状
皮膚科領域
エストロゲン低下による肌の乾燥、かゆみ、湿疹
神経内科領域
めまい、しびれ、頭痛(自律神経症状との鑑別が必要な場合)
心療内科領域
不安感、抑うつ気分、不眠、パニック様症状
このように更年期症状は一つの原因だけでなく、複数の要因が絡み合って現れることが多いため、「更年期だから仕方ない」と自己判断せず、症状の背景を丁寧に見ていくことが大切です。
鑑別疾患について(受診をおすすめする症状)
更年期障害と似た症状を示す疾患もあるため、以下のような場合は自己判断せず、婦人科や内科などの医療機関を受診することをおすすめします。
・甲状腺機能の異常(バセドウ病、橋本病など):動悸、発汗、体重変化を伴う場合
・貧血:めまい、動悸、倦怠感が強い場合
・うつ病、パニック障害:気分の落ち込みや不安が長期間続く、日常生活に大きな支障が出ている場合
・高血圧、心疾患:動悸、息切れ、胸の痛みを伴う場合
・脳血管疾患:急なめまい、しびれ、ろれつが回らないなどの症状がある場合
・子宮体がん、卵巣がんなど婦人科系疾患:不正出血や強い下腹部痛を伴う場合
特に、突然の激しい頭痛、片側の手足のしびれ、胸の締め付けるような痛み、意識がもうろうとするといった症状がある場合は、更年期症状として様子を見るのではなく、速やかに医療機関を受診してください。
鍼灸の適応・非適応
【鍼灸が適応となる主な症状】
・のぼせ、ほてり、発汗などのホットフラッシュ
・肩こり、首こり、それに伴う頭痛 ・冷えのぼせ(上半身の熱感と下半身の冷えが同時にある状態)
・自律神経の乱れによる動悸、めまい感
・不眠、疲労感、倦怠感
・イライラ、気分の浮き沈み
・関節や筋肉のこわばり

【鍼灸の適応外・注意が必要なケース】
・婦人科疾患やがんなど、器質的な疾患が疑われる場合(医療機関での検査が優先されます)
・甲状腺疾患などホルモン異常が疑われる場合
・重度のうつ病、パニック障害などで専門的な治療が必要な場合
・原因不明の不正出血がある場合
【緊急性が疑われる場合はすぐに医療機関へ】
突然の激しい頭痛、片側の脱力やしびれ、胸痛、意識障害などがある場合は、鍼灸の適応ではありません。ためらわず救急外来や医療機関を受診してください。

鍼灸治療は、検査で異常が見つからないものの症状がつらい「不定愁訴」に対して特に力を発揮します。
また、婦人科などでの治療と並行して、症状緩和や体調を整える目的で鍼灸を取り入れる方も多くいらっしゃいます。
治療期間と通院頻度の目安
更年期症状に対する鍼灸治療は、即効性のある症状(のぼせや肩こりなど)と、体質改善が必要な症状とで、経過が異なります。
急性期(症状が強い時期)
週1〜2回のペースで、まずは自律神経のバランスを整えることを目指します
症状が落ち着いてきたら
2〜3週間に1回程度の頻度で、体調維持と再発予防を目的に継続します
体質からじっくり整えたい方
季節の変わり目や体調を崩しやすい時期に合わせた「養生」としての鍼灸を、月1回程度の頻度で取り入れる方も多くいらっしゃいます

更年期は数年単位で続く体の変化の時期です。
症状が完全になくなることを目指すというより、症状と上手につきあいながら、心地よく過ごせる状態を保っていくという視点で、無理なく続けられるペースをご提案しています。
効果的なツボ
更年期症状に用いられる代表的なツボをご紹介します。
それぞれ「のぼせ」「肩こり」の緩和に加えて、体力を底上げし、養生的な観点から体質そのものを整えていく作用も期待できます。
【三陰交(さんいんこう)】
位置:内くるぶしの最も高いところから指幅4本分上、すねの骨の後ろ側
作用:血の巡りを整え、ホルモンバランスに関わる経絡の合流点とされる
更年期障害との関連:婦人科系全般の不調に用いられる代表的なツボで、冷えのぼせの改善や自律神経の安定に役立つとされる
【太衝(たいしょう)】
位置:足の甲、親指と人差し指の骨が合わさる手前のくぼみ
作用:気の巡りを整え、のぼせやイライラの原因となる気の滞りを流す
更年期障害との関連:頭部への気の上りすぎ(のぼせ)を鎮め、感情の波を落ち着かせる働きが期待される
【肩井(けんせい)】
位置:首の付け根と肩先を結んだ線の中央
作用:肩まわりの血流を促し、筋肉の緊張を緩める
更年期障害との関連:更年期に悪化しやすい肩こり・首こりに直接アプローチし、こりに伴う頭痛の緩和にもつながる

このように、のぼせや肩こりといった今つらい症状に直接働きかけるツボと、体力そのものを補い、季節や年齢の変化に負けない体づくりを目指す「養生」のツボを組み合わせることで、症状緩和と体質改善の両面からアプローチしていきます。
まとめ「更年期の不調(のぼせ・肩こり・イライラ)に鍼灸が効果的な理由|市川市の鍼灸院が解説」
更年期に伴うのぼせや肩こりは、「歳のせい」「仕方のないこと」と我慢してしまいがちですが、自律神経やホルモンバランスの乱れという体からのサインでもあります。鍼灸治療では、つらい症状そのものを和らげながら、体力や自然治癒力を底上げする養生的なケアを行うことで、この変化の時期を穏やかに過ごすお手伝いができます。
「なんとなく不調が続いている」「病院に行くほどではないけれど、つらい」と感じている方は、ひとりで抱え込まず、お気軽に当院までご相談ください。
お一人おひとりの症状や体質に合わせた施術で、心地よい毎日をサポートいたします。
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