こんにちは、鍼灸師ヨガインストラクターの犬塚志保です。
痔になる、とか
便秘になる、とか
下痢になる、とか
押せば何らかの病気になってしまう⁉
そんな都市伝説絡みのツボ「百会」ですが、実際には痔の特効穴として有名です。
痔など下垂しているものを
からだ頂上である「百会」の方向に
引き上げるような働きがあります。
【百会】
【百会の位置】
①耳の穴と鼻のラインを結んで、交わるところ
② 500円玉くらいの範囲で
③ イタ気持ちいところや凹んでるところをチェック!
【こんなときにどうぞ】
・ 寝つきがよくない
・ 眠りが浅い
・ 頭皮が痛い
・ 痔がある
・ こころが落ち着かない
・ モヤモヤすることがある
・ ストレスが蓄積している
・ のぼせやすい
・ メンタルケアを求めている
【百会の効果】
・ 穏やかなこころを取り戻す
・ 頭を空っぽにリセットさせる
・ 使いすぎた脳をクールダウン
・ 寝つきよく、寝起きスッキリ
【ツボ解説】
からだの頂点にある「百会」は、ビーチボールの空気口のようなものです。
空気がパンパンに入りすぎてるとき、
ちょっとだけ空気を抜いてあげるとほどよい膨らみが保たれ、
安全で遊びやすいボールになります。
空気は入りすぎても破裂しやすく、入らな過ぎても弾力にかけます。
ボールの中の空気は人体でいうところの気のめぐり、熱、メンタル、呼吸、自律神経
そんなところでしょうか。
【百会のケア】
耳と鼻のラインがクロスするところ、とあります。
鍼を打つときにはピンポイントでここだ!という「百会」を探しますが、
セルフケアで使う場合には500円玉くらいの大きさの範囲を
目安にしてはいかがでしょうか。
耳鼻ラインでクロスしたあたりを押すと、だいたいイタ気持ちいようになっています。
メンタル安定に効果を発揮するツボです。
コロナ禍においてメンタル安定している人、たぶん世界レベルでいないと思います。
「百会」を押しても何ともない人もいて、
きっと自分でメンタルバランスを調整できる能力を兼ね備えている方なのでしょう。
う~ん、うらやましい!!!
指で押すと腕が疲れてくるので、刺さらない程度に先が尖っているモノを使うと
刺激的にはいいかもしれません。
つまようじの柄のほう、ヘアピンの先などが形状的にはいいです。
もしお手元にあれば、金属製の物のほうがgood!!!です。
子どもの疳の虫関連の発散できない、適応できないなどにも
「百会」に歯ブラシトントン♪するとたいてい気持ちよさげないい笑顔がみれます。
子どもには刺さない鍼を使うことがありますが、
お母さんにやってもらうなら歯ブラシでじゅうぶん。
いくら専門家でもお母さんには敵いませんからねぇ。
(もちろんお父さんやおじいちゃんも、ぜひ!!)
【百会とヨガ】
私が個人的に15年近く続けているアシュタンガヨガでは
さいごから4番目にシルシャーサナ(ヘッドスタンド)を毎回行います。
アーサナで得たエネルギーを「百会」にチャージして脳内リセットしている
そんな印象です。
【さいごに】
睡眠に関係するツボということでご紹介しましたが、実際の施術でもあるあるなお話しで
呼吸に合わせて「百会」を押しているとほぼ落ちます、はいzzz。。
東洋医学において寝れているかどうかは、治療効果にかなり影響します。
施術中に寝かせることができたなら、その方の治療はほぼ完了したようなものです。
明かりを落として頭部のカッサを始めたら
「あ、寝かせにかかったな・・・」と思ってくださいな。
あなたが もう ツボの位置で迷うことがありませんように☆
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
よい一日、よい明日をお過ごしください(^▽^)/
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